후리가나로 읽는 일본 고전
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みさごのすし
みさごの鮨
泉 鏡花
泉 鏡花의 みさごの鮨(みさごのすし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,198자 · 47화면
桂清水とか言うので顔を洗って私も出直す――それ、それ、見たが可い。婦人は、どうだ、椅子の陰へ小さく隠れて、身を震わしているじゃあないか。――帰りたまえ。」
また電燈が、滅びるように、呼吸をひいて、すっと消えた。
「二人とも覚えてけつかれ。」
「この野郎、どこから入った。ああ、――そうか。三畳の窓を潜って、小こい、庭境の隣家の塀から入ったな。争われぬもんだってば。……入った処から出て行くだからな。壁を摺って、窓を這って、あれ板塀にひッついた、とかげ野郎。」
小春は花のいきするように、ただ教授の背後から、帯に縋って、さめざめと泣いていた。
八
ここの湯の廓は柳がいい。分けて今宵は月夜である。五株、六株、七株、すらすらと立ち長く靡いて、しっとりと、見附を繞って向合う湯宿が、皆この葉越に窺われる。どれも赤い柱、白い壁が、十五間間口、十間間口、八間間口、大きな(舎)という字をさながらに、湯煙の薄い胡粉でぼかして、月影に浮いていて、甍の露も紫に凝るばかり、中空に冴えた月ながら、気の暖かさに朧である。そして裏に立つ山に湧き、処々に透く細い町に霧が流れて、電燈の蒼い砂子を鏤めた景色は、広重がピラミッドの夢を描いたようである。