일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わがまち

わが町

織田 作之助

織田 作之助의 わが町(わがまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,840자 · 186화면

아오조라 문고

次郎は言った。

「ええもんや言うことは聴いてまっけど……」

しかし、本当に次郎と一緒にそんなとこへ行ってもよいものかと、君枝は躊躇した。

「どうせ、今日はお祭やろ?」

重ねて次郎に誘われると、君枝は水掛け地蔵へお詣りしたことで気が軽くなっていたせいもあり、うなずいた。

千日前の電車通りを御堂筋の方へ折れて、新橋の方へ並んで歩く途々、君枝は、

「文楽いうたらね、蝶子はん、この頃浄瑠璃習たはるんでっせ」

蝶子の噂をした。

「蝶子はんて、あの種さんとこの?」

「そうだす」

「維康さんどないしたはりまんねん? さっき千日前の剃刀屋覗いたら、居たはれへんかったけど……」

次郎が言うと、君枝は、

「あそこ廃めはったんは、そらもう古い話やわ。十年も昔になりまっしゃろか」

と、話しだした……。

3

高津神社坂下の小さな店で剃刀屋を始めたが、はやらなかった。東西屋を雇って開店した朝、蝶子は向う鉢巻きでもしたい気持で店の間に坐っていた。午頃、

「さっぱり客が来えへんな」

と、柳吉は心細い声をだしたが、蝶子はそれに答えず、眼を皿のようにして表を通る人を睨んでいた。

午過ぎ、やっと客が来て安全剃刀の替刃一枚六銭の売上げという情けないありさまだった。