일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わがまち

わが町

織田 作之助

織田 作之助의 わが町(わがまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,840자 · 186화면

아오조라 문고

4

「……そないして苦労して来やはったところが、渡る世間に鬼はないとはよう言うてまんなあ――蝶子はんの昔のお友達でえらい出世したはる金八さんという方が十年振りで、ぱったり蝶子はんに会いはって、いまどないしたはる言うところからこないやこないやと蝶子はんが言やはると、そらお気の毒や言うてお金貸したげはって、それを資本に、蝶子はんは下寺町にサロン「蝶柳」いう喫茶酒場をひらきはって、今でも盛大にやったはる……」

君枝はそう語った。

「ほう……? それはよかった。種さんも喜んだはるやろ? そいで、維康さんのお父さんは……?」

次郎がきくと、君枝は、

「さあ、それですがな……」

と、力を入れて、

「――お父さんの生きてるうちに天下晴れてと思てはったのに、到頭一昨年(おとどし)の暮に死んでしまいはって……。蝶子はんは葬式にだけは出られるつもりで、喪服をこしらえたりしたはったのに、葬式に出る資格ない言われて、そんなむごい仕方があるかいうて蝶子はんは泣きはって、えらい騒動だした。そらまあ無理もおまへんわ。なんせ蝶子はんは一生日蔭者で終りとうない思て、一所懸命苦労して来やはったのに、いざその苦労が報いられるいう矢先きになって、維康さんのお家の方からそんな扱いされはったんでっさかい……。