일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わがまち

わが町

織田 作之助

織田 作之助의 わが町(わがまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,869자 · 52화면

아오조라 문고

こうして潜っている間にも、祖父さんはよちよち俥を走らせているのだと、静脈の痛痛しく盛り上った手足が泛び、次郎は、自分ももし、マニラへ行けといわれたら、もう断り切れぬだろうと思った。

沈没船の引揚げ作業が済んで、大阪へ帰って来ると、間もなくその年も慌しく押し詰り、大東亜戦争がはじまった。

そして、皇軍が比律賓のリンガエン湾附近に上陸したと、新聞は読めなかったが、ラジオのニュースは他吉の耳にもはいった。

「ああ、今まで生きてた甲斐があったわい。孫も立派にやってる。想い残すことはない。わいの死骸は婿といっしょの墓にはいるねや。」

と、他吉は大声で叫びながら、府庁へ駈けつけ、実は自分は「ベンゲットの他あやん」という者で、ベンゲット道路の道案内をする者は自分以外にはない。リンガエン湾附近に上陸した皇軍は恐らくベンゲット道路を通ってマニラへ向うと思うが、自分はあのジグザグ道のどこに凸凹があり、どこの曲り角が向うの崖から丸見えかを知っているのだ、どうぞ比律賓へやらしてくれと、頼みこんだ。

けれど、係員は来年は七十歳だという歳をきいては、手続きも出来ず、相手にしなかった。