후리가나로 읽는 일본 고전
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われをかえりみる
われを省みる
宮本 百合子
宮本 百合子의 われを省みる(われをかえりみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,652자 · 12화면
どんな焔でも、傍から水をざぶざぶかけられたのでは、輝やいていられないと思う。私は、更に新たに形作った生活の形式、形式の黙許している種々なる関係に腐ったものがあるに違いないと感じました。その為に、自分は、目に見えて毒されて行く。こうしてはいられない。これを征服するか、征服されてしまうか? 征服された暁を考えると、そこには生きるに堪えないほど、威力を失い、自己の滅却された憐れな我姿を見ます。
征服しなければ自己を守り得ないとすれば、私は、原因となる対象を全部否定し、生活圏外に放擲してしまわなければならない。約言すれば、自箇の天性があれほどいつくしみ信じ、暖く胸に抱いて来た愛の、対人的可能を、絶対に否定し尽さなければならないように見えて来たのです。無明のうちに安住することは本能が承知しない。はっきり自分にもその惨憺さのわかる遣りなおしも、ただ時間とほか、考えられなく成って来たのです。或る状態の裡からあるがままの自己をひっさげて出て来さえすれば、精神を自由にすることが出来ると思い込みかけたところに、この期の致命な危険が隠されていました。今思うと、実におそろしい。