후리가나로 읽는 일본 고전
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アテヌキというちめい
アテヌキという地名
柳田 国男
柳田 国男의 アテヌキという地名(アテヌキというちめい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,097자 · 5화면
すなわち家に血の忌などがあるのに、強いて山に入って行く場合がアテで、たいていはその結果が凶だが、また時あって法外に好い仕合せに出逢うこともあるといっている。こういう幾通りかの例を繋ぎ合せて行くと、あるいはアテの木を地名にしたもとの理由が、おいおいに明らかになるかも知れない。
今のところ必要なことは、幸いにまだこの苦楝木が無数にあるうちに、栽えたか自然に生えたか、栽えたとすれば何のためかを、現在の方言とともに細かく採録しておくことである。『古事類苑』に引用した松岡玄達の『本草一家言』には、上総州海上郷にこの苦楝すなわち楝が多いとある。百数十年も前から、あの地方にこの木の多いことは、すでに知られていたのである。実は円く味は苦く、樹皮は細膩にして青い。本草のいわゆる青皮楝だとある。しかも薬用としてこれを売り出すのでなく、ただ土人がこれを用いて木履を製するばかりだといっているから、結局まだ特にあの方面にこの木が盛んに繁殖している原因は明らかでないのである。
牛込の自分の旧宅にも、以前苦楝木のかなり大きいのが数株あった。もう三十年にもなるが松岡映丘が、平重衡最期の図を描くといって、この木の花盛りを写生に来たこともあった。