후리가나로 읽는 일본 고전
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カラカラなるうみ
カラカラ鳴る海
小川 未明
小川 未明의 カラカラ鳴る海(カラカラなるうみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,659자 · 12화면
中にはこの船を取り押さえてしまおうというもの、届け出たほうがいいというもの、またはすぐにこの港から追いたててしまったほうがいいというもので議論はもめたのでした。
しかし、けっきょく、すぐに追いたてるということにきまって、彼らはふたたび艀に乗って出かけました。手に手に万一の場合を慮かって、短銃や猟銃などを携帯しながら、この怪しげな船を目ざしてこいでゆきました。
若者たちは怪しげな船のそばにゆくと、大きな声でどなりました。しばらくするとはたして、顔を隠して目ばかり出した男が、首を出しました。若者たちはすぐにこの港から出てゆくように、もし聞かなければ、その船を取り押さえるなりその筋へ訴え出るなり、するからといったのであります。
すると、その怪しげな船の中から幾つも頭を出しました。どの首も目ばかり出して黒い布で包んでいます。そしてその黒い頭をぺこぺこ下げて、どうか今夜だけもう一晩ここに泊めておいてくれと頼みました。しかし若者たちは承知をしなかったのです。
「ここの港には規則があるのだから、すぐ出てゆかなければ処分をする……。」といいました。
黒い頭が、みんな船の中に引っ込んでしまいました。