후리가나로 읽는 일본 고전
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
佐々木 邦의 ガラマサどん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,079자 · 202화면
対等なら揚げ足を取って、ひどい目に会わせてやるんだけれど」
と松本さんはお株を始めた。
「それがいけないんだよ」
「矢っ張り長いものには巻かれろか?」
「然うさ」
「仕方がない」
「ところで大将は東京の真中にいながら震災を知らなかったと言ったが、あれは本当かい?」
「本当だ」
「流石に胆力が据っているね」
「しかし知らない筈だよ」
「何故?」
「入院していたんだ。盲腸の手術が済むと同時にあの大地震さ。麻酔にかゝっていたんだもの」
「ふうむ。成程」
「長男は親父の盲腸なんか見たくないという不孝ものだからね。僕と奥さんが立会人さ。慌てたの何のってないよ。直ぐに火事だろう? 大将を寝台車に乗せて逃げ出した」
「それは大変だったね」
「無論医員と看護婦が附き添っているから手落ちはない。しかし下町はもう何処も危いってので、青山まで逃げたよ。大将は途中で目が覚めたのだろうが、改めて気を失ったと見える。何しろあの大騒ぎの最中だったからね。青山の病院に着いた頃は性がなかった」
「成程」
「僕も家の方が心配だから、大将が正気づくのを待って帰って来た。震災を知らなかったと言って威張るけれど、全く無我夢中だったんだ。