후리가나로 읽는 일본 고전
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
佐々木 邦의 ガラマサどん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,079자 · 202화면
「はあ?」
と返辞だか質問だか分らない受け方をしたのである。
「睡気覚しに玉露でも入れさせようか?」
と社長は未だ義太夫でなかった。しかし確かにその下拵えだった。
「いや、もう結構でございます」
「松本君は?」
「私も結構でございます」
「熊野君は?」
「私も結構でございます」
「皆同じくか?」
「もう大分晩うございますから」
と中島さんは時計を出して見た。先刻から幾度も出して見て、十時過のことが解っていた。
「十時十一時は我輩の宵の口だよ」
「社長は相変らず精力絶倫でいらっしゃいますな」
「そんなこともないさ。年が寄ったよ」
「私達少壮連中の迚も及ぶところじゃございません」
「君達は然う直ぐ諦めるからいけない」
「はあ」
「人間は心の持ちよう一つだよ。睡いと思えば睡い。睡くないと思えば睡くない」
「はあ」
「我輩は赤石君と行き方が違う。赤石君は養生の為めに九時に寝るそうだが、君、寝ている間は死んでいるのも同じことだよ」
「無意識だからですか?」
「うむ。寝ている間は頭が働かない。酔生夢死、不自覚也で、生きていても勘定に入らない」
「成程」
「九時に寝て何時に起きるのだろう? 赤石君は」