후리가나로 읽는 일본 고전
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
佐々木 邦의 ガラマサどん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,079자 · 202화면
ともう察していた。
「失策りました」
「困るね」
「何処かありませんか?」
「ない」
「何でも宜いんです」
「今急用で出掛けるところだから、又今度来てくれ給え」
と三好さんは電車を目がけて駈けて行ってしまった。
次に私はこの不幸の原因になった記者をその社に訪れた。事情を打ち明けたら、
「それは気の毒だね。何うする?」
と同情してくれたのを力に、
「こゝで使って貰えまいか?」
と頼み込んだ。
「さあ」
「無論満員だろうが、一人ぐらい割り込めそうなものだ」
「何か手土産を持って来るか?」
「手土産って?」
「君の方の雑誌に書いている流行っ子が三四人あるじゃないか?」
「うむ」
「何奴でも宜いから、一人掻っ払って来るなら、何とか相談して見る」
「それはむずかしい」
「唯じゃ話にならないよ」
ということで体好くお断りを食った。
いや、調子に乗って、首になった経歴を書き立てたが、もう端折る。要するに、私はそれから三箇所で毎年のように不可抗力に出会って、現在の会社へ移った。その折、三好さんは、
「熊野君、もう構わないよ。宜いかね」
と念を押した。
「はあ」
「初めからで何度だったろうね?」
「片一方の手では勘定出来ません」