후리가나로 읽는 일본 고전
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ジロリのおんな
ジロリの女
坂口 安吾의 ジロリの女(ジロリのおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,597자 · 102화면
ここが私の至らざるところで、こうなると、私もムキになり、それではとヤス子をつれて病院へ行く。崇拝する姉君の社長の貫禄という奴をお見忘れがないように、というアサハカな示威戦術であるが、私という奴はいったん、弱気になるとダラシがなくて、今はもう、病院を訪れるには、ヤス子の同伴がなくては恥辱を受けるような不安があって、毎々ヤス子を拝み倒すのであった。
「私は、あなた、それは元来が小人物ですから、腹も立ちますよ。察しても下さい。美代子さんが内々は実は大浦種則氏を好いていると見抜いて、それとなく御両人を結び合してあげようと犬馬の労をつくしたのが、私ではありませんか。それをあなた、できてしまうと、オセッカイな邪魔ものみたいに、私を辱しめ、なぶりものにする。とかく苦労を知らない人は、そんな風に、好意とマゴコロもてかしずく人を、なぶりものにして快をむさぼるものではありますがね。私だって、腹が立ちますよ。それでも、私という人間は、そんなにまで踏みつけられても、いったんマゴコロをもって計った事の完成を見るまでは、附き添ってあげたいのです。いえ、附き添ってあげずにいられぬ性分なのです。