후리가나로 읽는 일본 고전
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ジロリのおんな
ジロリの女
坂口 安吾의 ジロリの女(ジロリのおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,597자 · 102화면
家人には手紙を隠していたのだが、病院からサイソクがきて、バレてしまった。
衣子は私をよんで、大浦家へ行って、この始末をつけてくるように、なんなら、こっちから慰藉料請求の訴訟ぐらい起してもいいのだから、というキツイ御命令である。
そこで私は大浦家を訪れて、
「あなた方御兄弟もミミッチイ悪党じゃありませんか。こんな宿泊料を小娘に押しつけようなんて、ケチもいゝけれど、あんまりミミッチイ話じゃありませんか。第一、ヤブヘビですよ。慰藉料請求というような訴訟を起されたら、どうなさる」
種則は平然と苦笑して、
「君は、いったい、ユスリ屋かい。どこに僕の支払いの責任があるんだ。美代子は僕に隠れて院長とできているのだ。僕は裏切られているのだぜ。慰藉料を請求するんだったら、院長のところへ行くがいゝさ。それで宿泊料を帳消しにするのがよかろうよ。とっとゝ、帰りたまえ。変なユスリ方をすると、タメにならないよ」
と云って、ヨタ者みたいなセセラ笑いをしている。私は全く腹を立てた。
「よろしい。只今の言葉をお忘れなさるな」
私はその足で、二人の泊った病院へ行き院長に会い、
「さて、先生、私は富田病院から来た者ですが、大浦種則なる先生が、この病院の宿泊料二万七千円、これを美代子に支払いの義務があると云ってきました。