후리가나로 읽는 일본 고전
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スモーリヌイにひるがえるあかはた
スモーリヌイに翻る赤旗
宮本 百合子
宮本 百合子의 スモーリヌイに翻る赤旗(スモーリヌイにひるがえるあかはた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,354자 · 51화면
太陽はどっか雲の奥深いところにある。
窓の真下は冬宮裏の河岸だ。十九世紀ヨーロッパの立派な石の河岸だ。人は通っていない。太い鉄の鎖がどっしり石柱と石柱との間にたれ、わらが数本ちらばっている。ネ※(濁点付き片仮名「ワ」、1-7-82)河は絶えずはやく流れ、音なくはやく流れている。――
静かさはどうだ。
明けがた汽車の中で目をさましたとき日本女は、窓からもう一つ水の景色を見た。野原で草が茂っていた。初夏の青草だ。どっから来たのかわからない水が浅くひろくその原を浸していた。水づかりの原に壊れて雨風にさらされた牧柵が立っていた。少し行ったら水かさのました川で柳があたまだけ水から出して揺れていた。
雪解け後は乾ききったモスクワから来るとそういう風景は、水っぽく寂しく、いかにもヨーロッパ北部の感じだった。
ここにまたネ※(濁点付き片仮名「ワ」、1-7-82)河が流れている。一九一七年の十月二十五日払暁三時半にはこの河を巡洋艦「アウロラ」がさかのぼって来て、冬宮に砲口を向け碇泊した。それは輝かしい焔の記念だ。が、今ここには美しい寂寥がみち拡がっている。
室内にはやや色のさめた更紗張の椅子、同じ布張のテーブルがおいてある。