후리가나로 읽는 일본 고전
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ズラかったしんきち
ズラかった信吉
宮本 百合子
宮本 百合子의 ズラかった信吉(ズラかったしんきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,656자 · 110화면
、1-13-23))
一
内地で自転車屋に奉公していたことが、計らず信吉の仕合せとなるときが来た。
ソヴェト同盟では、一九二八年十月から生産拡張の五ヵ年計画という素晴らしい大事業にとりかかってい、五年間に、つまり一九二八年から一九三三年の秋までに、同同盟の
(一) 工業生産額を百八十三億ルーブリから四百三十二億に
(二) 農業生産額を百六十六億から二百五十八億に
(三) 電力を二十一億キロワット時から二百二十億キロワット時に
高めようという大計画だ。一年一年予算を立てて着々とやっている。
まだアルハラの山奥で××林業の現場に信吉が働いてた頃、松太がこういうこと云った。
「なんでもモスクワは今大した景気で、おっつけアメリカ追い越すぐれえだとよ」
豪勢なもんだナ。ボンヤリそう思っただけで、そのときの信吉にはもちろんそれが実際にはどういうことだか、見当もつかなかった。
アメリカに追いつくと云ったって、そう手っとり早く、いかに勤勉なソヴェトの労働者にだって出来るこっちゃない。
五ヵ年計画は、ソヴェト同盟の農業や工業発達の基礎となる生産手段=機械力をウンと高めるのが第一目的だ。