후리가나로 읽는 일본 고전
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ズラかったしんきち
ズラかった信吉
宮本 百合子
宮本 百合子의 ズラかった信吉(ズラかったしんきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,656자 · 110화면
まだ暑くない朝日を受けて陽気に揶揄って笑う男たちの声が絶間ない跫音の間にする。
信吉は群集に混って同じ方向に歩いている瘠せたエレーナに訊いた。
「……お前どこまで行くんだい」
「今は店へ行って、それから赤坊を托児所へつれてくんだよ」
「ふーむ。……この頃は預けてるのか?」
「――ここらの人みんな頼んでるもの……私先、おっかなかったんだよ、――だって、政府に世話して貰うなんて……」
この女がこんな微笑みを洩すこともあるかと思う清らかな微笑みをエレーナは唇に浮べた。そして云った。
「――ねえ……何故人間って知らないことは何でも、いいことでもおっかながるもんなんだろう……」
(※(ローマ数字「IV」、1-13-24))
一
暑い真昼だ。
「鋤」の旋盤第三交代の連中が、食堂の北側の日かげに転ってる古ボイラーのまわりで喋くってる。だんだん討論みたいな形になって行った。
職場のコムソモーレツ、ヤーシャの妹が煙草工場へ出てる。昨日その煙草工場見学にどっかの外国人が三人やって来た。ちょうど今みたいに昼休みで、食堂や図書室に婦人労働者連がガヤガヤしていた。