후리가나로 읽는 일본 고전
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ズラかったしんきち
ズラかった信吉
宮本 百合子
宮本 百合子의 ズラかった信吉(ズラかったしんきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,656자 · 110화면
「タワーリシチ! 昨今われわれソヴェト同盟で、一般的な食糧困難が起っている。モスクワでさえ、もう何ヵ月も肉類、野菜が足りない。現に鍛冶部では牛乳配給にさえ差支えた程だ。こりゃ、一体何故だ?」
涼しい窓枠のところへ背中をこごめて数人が腰かけてる。中から、
「そいつが知りてえところだ!」
「シーッ!」
「今日の『プラウダ』をみんな読んだか?」
次第に確信に充ちた親しみ深い調子でヤーシャが続けた。
「いい論文が党中央委員書記によって書かれている。――ハッキリ、食糧困難の原因が示されてる。われわれは、社会主義建設に従うプロレタリアートとしてこのことを理解しなけりゃならねえ。現在ソヴェト同盟にある食糧困難は……食糧困難は、偶然の現象……つまり雨が降りすぎて、どっかの畑でキャベジが腐ったというようなもんじゃない。五ヵ年計画によって階級闘争が激化された。その結果だ。問題の本質は、ジャガ薯には無え。富農とその手先の計画的奸策にあるんだ」
蹲んで所持品棚の樺の戸へよっかかっているのが、下を向いて煙草を巻きはじめた。
瞬間、同じようにきき飽きた、熱している喋りてとハグれた気分がスーッとみんなの間に流れるのが、信吉に感じられた。