일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ドナウげんりゅうこう

ドナウ源流行

斎藤 茂吉

斎藤 茂吉의 ドナウ源流行(ドナウげんりゅうこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,565자 · 44화면

아오조라 문고

湖が段々大きくなり、島なども見える。ここは入海の様なところであった。これが Untersee である。対岸の村もそこの寺院も霞んでいる。汽車が岸に沿うて走ると、汀の白き小石さざれが見える。それから養魚池。豚と其の児ども、枯葉をもやしているところ、犬が桟橋を下ってゆくところ、それ等が映画のようである。暮色が蒼然として至った。

それから急に眼界が広くなった。これは、Bodensee の大湖が見え出したのである。隣の乗客は口笛を吹き出した。これは何か俚謡のようなものを歌うらしい。暮靄が低く湖水をこめて、小山の上の方だけが浮出ているように見える。途中でそこに連隊でもあるらしく番兵のいる門などもあった。それから、煙突の太いのが見え出す。寺が見える。或る橋を渡ると両側の町が急に綺麗になり、人の往反が活溌になった。汽車は Konstanz に著いたのである。停車場の時計は七時半を指している。

僕はここの湖畔の旅舎に一夜ねむり、あくる日は此の大湖を縦断して、アルプス山系の延びて来ている南独逸の山中に行こうとするのである。そこで、ついにはドナウへ灑ぐ筈の、「迂りながら急いで谷へながれ入る無数の小川」