후리가나로 읽는 일본 고전
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ぺんくらぶとげいじゅついん
ペンクラブと芸術院
正宗 白鳥
正宗 白鳥의 ペンクラブと芸術院(ぺんくらぶとげいじゅついん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,444자 · 9화면
なんて云うお座成りの儀礼もなしに、私の申出は直ぐに取入れられ、志賀直哉君が新会長に推薦されたのであった。会長として私の無能振りは会員にはよく分っていたのだ。しかし、眼光紙背に徹しない人々には、無能の用は看破されなかったのである。戦争末期のあの時分、微々たる清節を保った団体や会合が、どれほどあったであろうか。
会長の免職のし放しでは多少気の毒だと思ったのか、私は名誉会長という称号を与えられることになった。
ペンクラブの思出はこれで終り。
ここまで書いたあと筆を擱いて、ある会に出席したのであったが、そこの会員の一人は、昔ペンクラブで事務を取っていたと云うので、私の方からいろいろ当時の事情を訊ねた。すると、彼は、藤村死後にでも、大倉が、会の維持費として、数万円の寄附をしていたことを話した。必要に応じてもっと出してもいいと云っていたそうだ。会長の私は今度はじめて聞いたので、その時は何も知らなかった。会長として維持費の有無も、多額な寄附をしていた人のあったことも、全く知らなかったのは、不思議千万である。詰り、会の事務に当っていた人達が、会長たる私をそれほどに無視していたのであった。