후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
モスクワいんしょうき
モスクワ印象記
宮本 百合子
宮本 百合子의 モスクワ印象記(モスクワいんしょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,941자 · 42화면
ホテル・パッサージの日本女が広告を出した。ルイバコフの室のバルコンと、女中のナーデンカの顔つきとが日本女を牽きつけた。ルイバコフは、カラーをとった縞のシャツで、タイプライターの契約書を二通作った。
市民ルイバコフのバルコンは、四辻の広場と乗合自動車の発着所を見下した。広場の中央に電燈入りの時計がある。深更、街燈が消えて暗いときにも時計だけは円く明るい。自分の窓から日本女はオペラグラスで午前二時半の字面を読むこともある。
四月になった。窓から見えるクレムリンの赤旗はいきいきひるがえり始めた。空はあおい。白く小さい雲が空に浮き、日本女の狭い部屋の衣裳棚の鏡に、金色の反射がちらついた。往来を隔ててあちら側の丘の上にある基督救世主寺院の金の円屋根から春の光が照りかえした。
モスクワ市の上を飛行機でとぶ、低く、低く。そして市中を見下ろす。人は、昼間はともらぬ「イズヴェスチア」のイルミネーションは一つで、あとは無数の寺院でちりばめられた古風な、宗教的モザイックとしてのモスクワ市を観るであろう。
彼の操縦者が用心深くよけてとんでいる低空障害物は、事務所建築のコンクリートの平屋根でも煙突でもない。