일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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レモンのはなのさくおかへ

レモンの花の咲く丘へ

国枝 史郎

国枝 史郎의 レモンの花の咲く丘へ(レモンのはなのさくおかへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,016자 · 142화면

아오조라 문고

(間)夕月の光が窓を通って、俺の姿を照らしている。俺の姿を見ろ! Fなる魔法使いの姿を見ろ! (と女子を手にて招く、女子は両手を前に差し出し、足をつま立てて進み来る。その状あたかも、先刻公子が語りたる、死せる領主の妻の誘惑に向かいし時の姿に似たり)女よ今こそ、お前の恋しい人を見ることが出来るだろう。紫の袍を着た、銀の竪琴を携えた――。北の海辺の荒れたる丘で、血薔薇の花をお前にくれた、一人の男はこの俺だ、俺の眼を見ろ! 魔法の光に輝いている――。(竪琴を鳴らし)眠った人の覚めぬ間に、我等は罪悪を犯さにゃならぬ。(間)罪悪には燈火はいらぬ。(間)人のつけた燈火の光は、人間の罪を照らすには、あまりに明るすぎるようだ。(突然)外に出よ月がある。月の光は青白く罪そのものの光のようだ。(女子を見て)女よ俺に従いて来い、Fなる魔法使いに従いて来い。(と竪琴を弾きながら、そろそろと正面の出口に向かう。女子は姿勢を崩さずに、その後に従う。Fなる魔法使いは一同を眺め、冷笑的の口調にて)愚者の騎士、音楽家、領主の君のおひとよし、いつまでも明るい殿堂の中で、一人の女の不義する間、心地よい眠りをつづけていろ!(大きく笑い)領主の君の恋する女は、勇み進んで不義の砦へ進んで行く。