후리가나로 읽는 일본 고전
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ロンドンせんきゅうひゃくにじゅうくねん
ロンドン一九二九年
宮本 百合子
宮本 百合子의 ロンドン一九二九年(ロンドンせんきゅうひゃくにじゅうくねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,789자 · 62화면
小さい飲食店に入った。
色とりどりにふんだんな野菜がある。
白レースを額の前につけ黒絹靴下できりっとした給仕女である。
そしてタイル張の床の上でそういう給仕女もテーブルにむかって坐っている客達も一種特殊な技術でたくみに各自の声の限度を調節してやっている。
――何を上りますか?
給仕女の声は自然であって自然でない。
――冷肉とサラドを貰いましょうか。
それはミセス・XX《エッキスエッキス》の地声だ。が、生ではない。――
こういう話しっぷりそっくりな中流住宅がロンドン市いたるところで目についた。むずかしいことはない。三ペンス払って乗合自動車に乗る。そしてさっき日本女がやっていたように窓へ顔を押っつけて過ぎ行く街筋を見ていると、やがて諸君の目前に現れるだろう。窓を五つばかり持つ小ぢんまりした二階建の正面が四五軒から八九軒立である。が、おのおの三尺の入口扉が独立についている。第一軒の入口に白い柱列でもあればそれは三坪ほどの前栽に向って全建物が終るまでつらなっているであろう。そして小砂利か煉瓦でたたんだこみちが往来をくぎる垣根までつけられている。垣根は低い。