후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ロンドンせんきゅうひゃくにじゅうくねん
ロンドン一九二九年
宮本 百合子
宮本 百合子의 ロンドン一九二九年(ロンドンせんきゅうひゃくにじゅうくねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,789자 · 62화면
日本女はその働き女を呼び止めた。長方形白封筒を渡した。暫くすると別なやや知的表情のある女がその奥の暗い方から出て来た。日本女と話して引込んだ。今度はその女自身が白封筒を手にもって戻って来た。
――今日は土曜日でもう誰もいないからおめにかけることが出来ません。月曜日にいらして下さいな。
――土曜日の午後は休みなのですか?
――そうです。すっかり休みます。
なるほど! 銀行会社の休日にはセットルメント事業も休日だということは知らなかった。内庭に立って古色蒼然たる蔦を眺めていたらこれも歴史的な金網入りの窓の奥に真白いテーブル掛が見えた。そこで新聞を読みつつ午後の茶を飲んでいるところの一紳士の横顔が見えた。
――休みの土曜の午後か。ロンドンの困窮せる人はすでにこの習慣を知っているのだろう。だから勤めの休みな土曜日の午後はトインビー・ホールへ来ず、いつか別な日に勤めを休むか早びけかにして来るんだろう。しかし、その目でモスクワを見て来た日本女はロンドン人のように忍耐強くない。
門を出ると往来に面した掲示板に、九月二十三日開始の成人教育プログラムがはり出されていた。