일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いっぽんのぎんのはり

一本の銀の針

小川 未明

小川 未明의 一本の銀の針(いっぽんのぎんのはり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,687자 · 10화면

아오조라 문고

沈めてしまおうと思うんですが、私たちの力ばかりではだめですから、ひとつ助けてください。」と頼みました。

風は、そういって頼まれると、いやだとはいえなかった。それに、自分がひとあばれしてみたいと思っていたやさきでありましたから、

「よろしい、大いにあばれてみましょう!」と、ただちに受け合うと、もう、高く怒り声をたて、白い帆を張った小船に向かってぶつかりました。小船は、木の葉のように波の上でほんろうされていました。

若者は、おじいさんもかつて、こうしためにあって、それに戦ってきたことを思いました。またお父さんは、やはりこんなめにあって、船がこわれて沈んでしまったのであろうと考えました。彼は、いまこそ自分の力を試すときだと思って、力いっぱい風と波とに戦ったのであります。

しかし、風の助けを得て、波はますます高くなりました。そして、白い帆の上を越すようになりました。

若者は、せっかくここまできながら、望みの島に着くこともできず、空しく海底のもくずになってしまうのかと残念がりました。また岩の上に降りていたたくさんの白い鳥は、波に足場をさらわれてしまって、あらしの叫ぶ空の中で、しきりに悲しんで鳴いていました。