후리가나로 읽는 일본 고전
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ななじゅうぶんかのとし
七重文化の都市
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 七重文化の都市(ななじゅうぶんかのとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,586자 · 27화면
市場の如き景観を呈するようになってしまった。
四
私たちはニルの奥地へ行く前と、帰ってからと、毎日時間を都合してカイロの町と郊外を見て歩いた。諸種の博物館(エジプト古代博物館・アラビア民族博物館・等)に入ったり、モスクを訪問したり、哈利発の墓やマメリュクスの墓を見たり、コプトの教会へ行ったり、サラディンの城に上ったり、ローマ時代の城壁を横ぎったり、水道の遺物を眺めたり、また大通を歩いて見たり、裏町を抜けて見たり、公園を散歩したり、動物園を訪ねたり、カフェで休んだり、夜店をひやかしたりして、あらゆる角度からカイロの(同時にエジプトの)概念を作り上げようと試みた。
その場合、いつも突きあたって解決に苦しんだ問題は、一体、カイロは(或いはエジプトは)誰の町であるか?(また誰の国であるか?)ということだった。
或る都市に幾ら外国人が多く居住していても、例えばロンドンならイギリス人の町であり、パリならフランス人の町であり、ローマならイタリア人の町であり、ベルリンならドイツ人の町であることに問題はないが、そういった意味で、カイロは何人の町だといったらよいのか? エジプト人の町だといえるなら簡単だが、それでは、エジプト人とはどんな国民かと考えて見ると、また厄介なことになる。