일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みっつのうそ

三つの嘘

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 三つの嘘(みっつのうそ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,740자 · 10화면

아오조라 문고

或るところに、元という長者がありました。賤しい生れでしたが、一代に長者となったのであります。若い頃、沿海航路の小さな貨物船の水夫をしていて、ひそかに、いかがわしい商売をして、相当の資産を得た、という噂がありますが、それも確かなことは分りません、とにかく、何かで或る程度の金を儲けて、それから、相場をしたり、金貸をしたりして、それがみな運よくゆき、ひとかどの長者となりました。ただ茲に注意すべきことには、彼の素行は極めて謹厳でありました。水夫とか相場師とかに普通見られないほど凡ての点に厳格でありました。それ故、彼の過去の仕事のおもなものは金貸であったろうと、想像されますし、また、彼は刻苦精励して産を成したのだと推察されます。

六十五歳になった頃の元は、豪奢な邸宅に住み、多くの召使にかしずかれながら、どことなく淋しい影を、その肥った老体に漂わしていました。顔の皮膚は浅黒く強靭そうですが、皺よった広い額と大きな低い鼻との間に、両眼がしょんぼり凹んでいました。

知友はごく少く、出入りする者は怪しげな身分の者が多いようでした。妻は二年前に病死し、二十五歳前後の男子が三人ありました。