후리가나로 읽는 일본 고전
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さんじゅうねんごのせかい
三十年後の世界
海野 十三
海野 十三의 三十年後の世界(さんじゅうねんごのせかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,140자 · 137화면
ところが異人たちは、それには閉口せず、遠まきにして目を光らかせ、すきをみては、とびこんで来た。岩石をなげつけられても、けがをして血を出すようでもなかった。
「ははあ、こっちが疲れるのを待っているのだな」
マルモ隊長は、そう気がついて、どきんとした。なにしろ相手は、ますます活発にあばれてみせるのだった。
そのうちに、相手の一部が、場所をかえて、装甲車の方へ近づいていった。
「あ、装甲車をうばわれては、たいへん」
マルモ隊長はおどろいて、隊員の半分をさいて装甲車の方へ急行させた。
その人たちは、装甲車の中にはいって、それを運転して走りだした。すると異人たちは、それを追いかけた。平地なら装甲車はどんどん走れるが、ここはトロイ谷である。道はでこぼこしている上、どっちへ走ってもすぐ崖につきあたりそうになる。そうなるとスピードが出せない、いつの間にか装甲車の上に異人たちが三、四人ずつのって、天井をこわそうと、大きなこぶしをふりあげて、がんがんと叩く。そこを叩きわられてはたいへんだ。
上にのっている異人たちを、銃でもって射ちおとしたいと思ったが、上にのっているのでは射ちようがない。