일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

三好 十郎의 三好十郎の仕事 第三巻(あるくこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,472자 · 667화면

아오조라 문고

卑屈になり切って、言うべき事も言えない。まるでどうも!

柴田 困るねえそれは。同じような人がずいぶんあるんだろう?

三平 ずいぶんのだんの候のって。何十万、いや東京だけでも――今日も帰りに浅草の寺に寄って見たが、――引揚者収容所です――都内だけでも二十箇所近く有るのが全部超満員――その連中が殆んどまあ、その土地々々の預金はそのままにして戻って来てるんだから。十年二十年、粒々苦心の結晶が、こら、こうして(内ポケットから、書類のたばを出して食卓の上に投げ出す)ただの紙っきれにこそは、なりにけり。

柴田 しかし、その内には、払い戻してくれるんだろう。

三平 その、その内には、だ、私等あ、一人残らず、かつえ死にに死に絶えていたってね。ふっ! その内に戻って来る十万円がなんになります? 今日たった今百円でも二百円でも無きゃ、私等ぁ生きちゃ行けないんだ。私ぁね、今日帰って来ながら、いよいよ闇屋になる決心をつけた。なあに、その気になりさえすりゃ、なんでもない。なんでも肌着を全部二重にして、それをちょうど防弾チョッキみたいに一面に小さい袋になるように縫っといて、それに全部買った米を入れて胴中から足の先まで巻きつけて来るのがあるそうだ。