후리가나로 읽는 일본 고전
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 第三巻(あるくこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,472자 · 667화면
柳子さんは、元のこの家の主人の大官が、赤坂の一流の芸者に生ました子で、少女時代は非常にぜいたくに育ち、女学校を終ってから音楽学校の邦楽科を途中まで行き、終戦後、一時芸者に出ていたこともある。長唄の名取りで、ことに三味線は家元にも重んじられる程の名手だと言う。現在は一人暮しで、家中で一番立派な二階中央の広間とその次ぎの間の二室を占領している。サッパリとした、いつも機嫌の良い人柄だ。ただ時折、夢中になって三味線を弾くが、そういう時に声をかけてはならない。先程から微かに聞こえて来ているのがそれだ。……
一階には使える部屋が、食堂とそれに続く居間の二つしか無く、浮山さん一家が住んでいるきりだ。一家と言っても浮山さんは独身だし、引き取って養っている遠縁のモモちゃんと言う少女との二人暮しだ。もと絵を描いていたが、いつ頃からかそれをフッツリとやめてしまった。今はオモトやランの栽培にこっている。近頃では地下室でマッシュルームの養殖もしている。若い時はさんざん道楽をしたと言うが、今はもう枯れ切ったと言うか、物わかりの良い、ひょうひょうとした人だ。広島で寝ている未亡人の、またいとこに当る縁のため、早くから此処に住んで管理人になっているが、この家屋敷は何か複雑な関係で二重の抵当に入っていて、どこをどうにも動かせないため、仕事