후리가나로 읽는 일본 고전
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 第三巻(あるくこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,472자 · 667화면
元気を出せよ、マキちゃんよ。
マキが、クスクス笑いながら弱い声で
マキ 肥前のおじさん、私が死ぬんだと思って、お経歌いはじめたわ。
豊後 え、お経?
と、マキが
マキ 肥前のおじさん、もう一度歌って。
それを聞いてた肥前が、ムツとした顔のまま、
「ヤーレ
破れわらじと
おいらの仲は
すぐに切れそで
切れやせぬ
アーチートコ、パートコ」
とユックリ歌いすましてから、
「およねさん!」と云った。
寝ているマキがニコニコして、
マキ およねさん? およねさんて、誰れ? え、およねさんて誰れ?
そのマキの顔に生色あり。
豊後、岩見、陸前などが……
豊後等 やあ、なんだか馬鹿に元気になったじゃないか。よし先生がああ云っていたんだから、じゃあ、このまま雨戸に乗せて、皆でかかえて、診療所にかついでいこう。
と数人。うむ、それがいいや、というんで、さっそく、マキを蒲団ぐるみに戸板に乗せて
ホラよ!
四、五人でかついで外に出る。それを見送る肥前と六十過ぎの越後。
越後 肥前さん、お前もついて行かねえか?
肥前 なに俺あ、いいだろ。
越後 うまく持ち直してくれりゃいいがね。
肥前 うん……。
どこからか、非常にたくさんの人の声で、まるで大川口に潮が寄せてくるように、木びき歌が響いてくる。