후리가나로 읽는 일본 고전
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 第二巻(おりき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,279자 · 238화면
君達にはそれだけの商品価値が有るのだから、多過ぎるとは言えない。むしろ、それでも足りない位だと思う。
ただ、君達は、いつの間にか、その様な収入に馴れた。それを手一杯に使って暮す暖かさに馴れた。その暖かい席から自分の尻を持ち上げるのが、おっくうになってしまった。しかも、その様な席から「窮乏していた新劇時代」を振返って見ると恐ろしくなる。その時代に別に餓死に近い目に会ったわけでもないのに、恐怖は君達に「食えなかった」などと言ううわごとを言わせるのだ。
しかも、君達の芸術慾や演劇愛は、まだ死滅したわけでは無いので、君達を駆って何かやらせたがる。現在の暖かい席に落着いて居れない。そうかと言って、暖かい席を離れ切りにもなれない。いきおい、その席に坐ったままで、又は半分ばかり坐ったままで、君達の言う「良心的」な「純粋」な芝居を「いじくり」はじめた。それが苦楽座だ。そして、その様な虫の良い自己の態度を自ら弁護するために、この席を離れてしまって全心身を賭して芝居をやれば「食えないから」と放言しているのである。
君達をその様にさせている不安や恐怖や危懼の心理は、僕にもわからぬことはない。