후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みききよしをおもう
三木清を憶う
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 三木清を憶う(みききよしをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,154자 · 15화면
だから一般に彼は、なにか親しみ難い怪物的なものに見えたようだが、人柄は実践的なヒューマニストであった。
彼の断片的な評論の多くは、一種のモラリストを浮出させる。茲にモラリストと言うのは、社会万般の事象を人間としての立場から批判する知性、ヨーロッパに於ける十七八世紀あたりのそれを指す。これもまた彼の表現がオルソドックスな形を取った所以でもある。このようなモラリストは、本来的にヒューマニストである。
ヒューマニストたる三木の性情は、日常では、何等のポーズも取らない素朴な態度として現われていた。彼には全くポーズというものがなかった。ありのままの素朴さで吾々に接した。深い叡智と高い知性で饒舌りまくることはあっても、また鋭く人の虚を衝くことはあっても、そしてそのために一部の人々から敵視せられることもあったが、彼自身はただ虚心坦懐に振舞ってるに過ぎなかった。彼に対してはすべて、如何なることがあっても怒る方が無理だ、と常に私は思っている。
言論の上に於て、彼は余りに多くの対象を取り上げすぎたかも知れない。然し日常の私的生活は、余りにといえるほど控え目だった。最初の夫人を亡くして後、既に義兄だった東畑精一氏の世話で二度目の夫人を迎えたことなど、吾々の多くにも知らせもしなかった。