후리가나로 읽는 일본 고전
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みうらうえもんのさいご
三浦右衛門の最後
菊池 寛
菊池 寛의 三浦右衛門の最後(みうらうえもんのさいご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,999자 · 14화면
しかし緊張した神経には刑部の言葉はわかったのであろう。彼は切れぎれに「命ばかりは助けて下され」といった。刑部の君臣はまたどっとあざわらって、この人間の最高にして至純たる欲求を侮辱した。大刀取りは左の手で右衛門の身を上へ持ち上げるようにして右足を剪いだ。太刀が余って左足へ半分斬り込んだ。
「右衛門、それでも命が助かりたいか」と刑部がいった。しかしもう右衛門には聞えなかったらしい。太刀取りは右衛門の耳に口を寄せて、
「命が惜しいか」といった。右衛門は口をもぐもぐさせた。その時、刑部は「それ」と目配せをした。太刀取りは四度太刀を振り直して、えいと首を刎ねた。首は砂の上を二、三尺ころころと転げて、止まった所で口をもぐもぐさせた。肺臓と離れていなかったら、きっと「命が惜しゅうござる」といったに違いない。
戦国時代の文献を読むと、攻城野戦英雄雲のごとく、十八貫の鉄の棒を苧殻のごとく振り回す勇士や、敵将の首を引き抜く豪傑はたくさんいるが、人間らしい人間を常に miss していた。自分は、浅井了意の犬張子を読んで三浦右衛門の最後を知った時、初めて“There is also a man.”の感に堪えなかった。