후리가나로 읽는 일본 고전
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みうらろうじんむかしばなし
三浦老人昔話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 三浦老人昔話(みうらろうじんむかしばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 113,637자 · 224화면
店の名を忘れましたが、当人は矢がすりという綽名をつけられて、容貌のいゝのと、腕があるのとで近所は勿論、浅草あたりの矢場遊びの客までも吸いよせるという人気はすさまじいものでした。
この女がなぜ矢飛白という綽名をつけられたかと云うと、すぐれて容貌がよく、こんな稼業にはめずらしい上品な女なのですが、玉に疵というのは全くこのことでしょう。右の頬に薄いかすり疵のあとがあるのです。当人の話では、射の下へ矢を拾いに行ったときに、悪戯か粗相か、客の射出した矢がうしろから飛んで来て、なにごころなく振向いたお金の頬をかすったのでこんな疵になったと云うのでした。矢とりの女の尻を射るのは時々に遣る悪戯ですが、顔を射るのはひどい。たとい小さい擦り疵にしても、あの美しい顔に疵をつけるとはとんだ罪を作ったものだと、贔屓連はしきりに同情する。それがまた人気の一つになって、誰が云い出したともなく、矢がすりという綽名をつけられるようになったのです。
そのうちに、当人が自分でかんがえ出したのか、それとも誰かが智恵をつけたのか、お金は矢飛白の着物を年中着ていることになりました。つまりは顔の矢がすりを着物の矢飛白に附会てしまったわけで、矢飛白の着物をきているから矢飛白お金というのだろうと、早呑込みをする人もだん/\多くなって、顔の矢がすりか、着物