일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うえのかいわい

上野界隈

久保田 万太郎

久保田 万太郎의 上野界隈(うえのかいわい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,435자 · 11화면

아오조라 문고

お蔦 御覧なさいな、この景色を。

早瀬 あゝ成程。

お蔦 可厭だ、はじめて気が付いたやうに貴方、何うかしてゐるんだわ。

早瀬 何うかもしてゐようよ。月は晴れても心は暗闇だ。

お蔦 えゝ、そりや、世間は暗闇でも構ひませんわ、何うせ日蔭の身体ですもの……。

といったようなことで、以下「月を見な、時々雲も懸るだらう。星ほどにも無い人聞だ。ふつと暗闇にも成らうぢやないか。」の「そりや褄を取つてりや、鬼が来ても可いけれども、今ぢや按摩も可恐いんだもの」の、「切通しを帰るんだわね、おもひを切つて通すんでなく身体を裂いて分れるやうな」のと、いうところの鏡花好みの名台詞はふんだんに出て来る、香やはかくるる梅の花の、ほのかに咲いた風情はよし、そうして伊井と喜多村の、これだけは外に真似手のない情緒的写実主義の名演出によって、いまはもう通し狂言の一部としてでなく、独立した一ト幕ものとして立派に通用するようになった。

が、その場面としての梅月夜の効果は前記『加賀鳶』の序幕の幕切にすでにつかわれているのである。

おすが (空を見上げ)今の間にすっかりと、雲を放れた今夜の満月

己之助 春の月夜といふものは、歌俳諧にもよくあるが