후리가나로 읽는 일본 고전
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ふざいじぬし
不在地主
小林 多喜二
小林 多喜二의 不在地主(ふざいじぬし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,990자 · 141화면
然し、それはもう「昔」のことである。
北海道の農村には、地主は居なかった。――不在だった。文化の余沢が全然なく、肥料や馬糞の臭気がし、腰が曲って薄汚い百姓ばかりいる、そんな処に、ワザワザ居る必要がなかった。そんな気のきかない、昔型の地主は一人もいなかった。――その代り、地主は「農場管理人」をその村に置いた。だから、彼は東京や、小樽、札幌にいて、ただ「上り」の計算だけしていれば、それでよかった。――S村もそんな村だった。
岸野農場の入口に、たった一軒の板屋の、トタンを張った家が吉本管理人の家だった。吉本は首からかぶるジャケツに背広をひっかけ、何時でも乗馬ズボンをはいて歩いていた。
「この村では、俺を地主だと思ってもらわにゃならん。」
初めて来たとき、小作を集めてそう云った。
S村――田の所有分布。
二百町歩――S村所有田
百五十町歩――大学所有田・「学田」
百二十町歩――吉岡(旭川)
五百町歩――岸野(小樽)
二百町歩――馬場(函館)
二百十町歩――片山子爵(東京)
三百町歩――高橋是善(東京)
外ニ、自作農五戸、百五十町歩。
「巡査」と「※の旦那」