일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

アリゾナのめとら

世界怪奇実話II

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話II(アリゾナのめとら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,877자 · 91화면

아오조라 문고

アリゾナの女虎

1

「課長さんは居ますか」

「いま鳥渡座席にいませんが――私は秘書です。何か御用ですか」

「ヴァン・ドュ・マアクと云う者です。南太平洋鉄道会社の専属探査員ですが――今、駅にちょっと変なトランクが二つ来て居るんですが、一応お届けして置き度いと思いまして。何か動物の死骸が這入って居るらしい匂いがするんです。誰か人を寄越して呉れませんか」

この、一九三一年十月十九日、午後四時半、加州羅府警察署、捜査課長ジョセフ・F・テイラア氏の机で、この時、私の受取った此の電話の伝言が、後から思えば、あの、電閃のように全米大陸を震撼せしめた事件の発端となったのである。

話しを進める前に、ここで私は、私という人間の説明の必要を感ずる。私、マデリン・ケリイ―― Miss Medeline Kelley ――は、いま言ったこのテイラア課長の秘書で、四百五十人の刑事探偵の活躍を日夜目撃しながら、いま現に、この、ロスアンゼルスという世界のメッカの犯罪脚下燈の中心に立ち働いているものだ。

これだけ言って置いて、先へ――。

廊下の向側に殺人強力犯係D・A・ダヴィッドスン氏の部屋がある。