후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いぎょ
中谷宇吉郎集 第七巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第七巻(いぎょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,841자 · 111화면
鰐ガールは、この鮫の頭上、水面近いところに、じっと浮んでいる。水面近いところは光が比較的よく届くので、水が薄緑色に透け、その中に真黒い巨大な魚体が、シルエットの姿に浮び出ている。ちょっと見たところでは、魚体のどの部分も、まるで、化石したかのごとく、微動だにしないように見える。しかしよく見ると、胸鰭だけは、きわめてゆるやかに動いている。その胸鰭というのが、団扇くらいの大きさであって、頑丈なくせに、妙にしなやかな運動をする。分厚いこの鰭を、ゴム膜のように、ゆっくりと、微妙に動かしながら、巨大な魚体の安定を保っているのである。
この魚は、ミシシッピイ河の沼沢地に棲んでいて、北アメリカ最大の淡水魚とされている。非常に珍しい魚であって、世界中で、この土地だけにしか産しない。現生のほかの魚との類縁は遠く、いわば古代魚の名残りなのである。天然の棲息状態も、水族館の魚槽内の姿と、まったく同じだそうである。一体、ミシシッピイ河というのは、南米のアマゾン河と並び称される、巨大な河川であって、いろいろ怪異な動物の棲息地なのである。アマゾンの上流地帯は、人跡が稀れなために、未だに「拓かれざる秘境」