후리가나로 읽는 일본 고전
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たんなやまのかい
丹那山の怪
江見 水蔭
江見 水蔭의 丹那山の怪(たんなやまのかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,168자 · 15화면
田代の古城跡から武器が出たとか。法輪寺の門前から経筒が出たとか。中には天狗の爪が出たの、人魚の骨が出たのというのもあった。
「江戸で掘出し物は、古道具屋でも、あさらねば得られぬが。こちらでは土中から珍らしい物が出て好いな」
つい純之進は釣り込まれて云った。するとその掘出し物で又軟化させようと、先代が土中から得たという古釜を贈ろうという者さえ出た。純之進は驚いてそれを斥けた。
畑村の境から茗荷谷、多賀谷、それから地蔵前。法輪寺で昼食して、鎮守八島神社に参詣した時に純之進は芝居の板番付が新しく奉納額として懸っているのを見出した。純之進は芝居が好きなので、武士ながら内密で、江戸三座の新狂言は大概見物に行っていた。
「おう、七変化芝居大一座――珍らしいな」と純之進は云った。
「はい、先月この境内に掛りました」
「この別庵の尾上小紋三と申す者の肩書に、七化役者としてあるのは珍らしいな。どういう事を致すのか」
尾上小紋三――七化役者――それに目をつけられたので、今まで答えていた丹那の庄屋を初め、ゾロゾロ付随していた村の者の多くは、急に顔色を変えたのであった。
すると浮橋村から来ていた庄屋というのが、無頓着に。