일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちぶさ

乳房

宮本 百合子

宮本 百合子의 乳房(ちぶさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,932자 · 56화면

아오조라 문고

よしんば本の読めない時があっても我々はいろいろ有益なことを考えているしね」

と云った。

これは、特に告げるのだがという心持をこめて、ひろ子はゆっくりと、

「私、けさは柳島へまわって来たんで、こんな時間になってしまった……。託児所の仕事がひろがって来ていて、大人のことにまでのびているもんだから――御無沙汰も、わたしが怠けていたからじゃなかったのよ。電車の父さんたちだって負けちゃ仕様がないでしょう? だからね」

そう云って、眼で笑った。

「ふーん」

重吉は、もう窓ぶたをしめる構えでそれを引っぱる紐に手をかけている看守の方を一瞥し、その視線を真直ひろ子の顔の上に移し、兵児帯をグッと下げるような力のこもった体のこなしで云った。

「もし、ひろ子が『病気』にでもなった時、急にこまらないように、出来たら少し金をいれておいてくれ」

重吉のそういう言葉を、ひろ子は突嗟に自分たちの生活で理解できる限りの豊富な内容で理解した。重吉は本当は金のことを、云ったのではなかった。ひろ子の託児所もまきこまれている市電の闘争では、また自分たちが会えなくなる時が来るかも知れない。そのことを重吉は諒解し、諒解しているということでひろ子をはげまし劬ってくれたのであった。