후리가나로 읽는 일본 고전
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よのえがかんとほっするさくひん
予の描かんと欲する作品
夏目 漱石의 予の描かんと欲する作品(よのえがかんとほっするさくひん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,615자 · 6화면
の藤尾の性格は、我儘に育った我の強い所から来たのか、自意識の強いモダーンな所から来たのかと云うのですか。それは両方に跨って居る。単に自意識の強いモダーンな所を見せようと云う、それを目的にして書いたなら、ああは書かなかったであろう。併し一面に於てはそれも含んで居る。柔順な女と、我の強い女を、藤尾と糸公に依って対照させ、そして、然うした性格の異る二個の女性の運命を書いて見せたのかと云うのかね。別に然んな考えはない。必ずしも自意識の強い女はああ云う風に終るもので、お糸のように順良な女は、ああ云う結果になると定ったものではない。従って、あの作に異った性格を有する二個の女性の運命が書いてあるからと云って、直にあの作に依って世間全体のああした性格の女性を説明し尽したと思われては困る。両方ともああ云う性格の女はああなると定っては居ない。唯、パティキュラー・ケースがああなると云う丈けで、全体がああ云う運命になると云うことは含んで居ない。
で、ああした二個の女性を描き、あの事件を発展させ、そしてああした終りになったのは、何か教訓的意味を含んで居るのではないかとのお尋ねであるが、一体教訓と言えば、所謂昔流の小説に於て、道徳上の制裁を、読者も、作者も予期して居た時代に、人の云々した世の中の教訓に合わして拵らえたのかとお聞きに