일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

「外で、キャッチボールでもしたら?……もうまぶしくないわよ」

そういう遊戯ならば保も仲間になった。伸子は小枝の方を見て、

「お気に入った樹があったら、のぼってもいいのよ」

と笑った。小枝は樹のぼりがすきで、うまいという評判なのだった。小枝は、時計をみたり、和一郎の方をそれとなく見たりしていたが、

「わたし、そろそろおいとまするわ」

と、立ちあがった。小声で和一郎に何かいっていて、和一郎も、一緒に出かける様子だった。

「僕も、そこまでゆきますから……」

松浦が追っかけるようにして、いそいで靴をはいている背中越しに、伸子は、

「和一郎さん、おそくならないうちに帰っていらっしゃいよ」

といった。

「わたし、夕飯すぎまでしかいないから」

「ああ」

「お留守のうちだけは、ね」

「姉さん、大丈夫だよ。心配しなくても」

必ず帰るという意味なのか、うちの方は大丈夫だというのか、どっちを心配しないでいいのかわからないようにいって三人は出て行った。すらりと背の高い、黒い絹靴下を襞の多い短いスカートの下から見せている小枝を真中にはさんで、制服の和一郎と松浦とが石じきを行く。その後姿が、伸子の駒沢の家の玄関へ来た三人の青年たちを思いおこさせた。