일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

「――ひとつ献辞をかかなくちゃ、わるいかな」

「結構よ」

「外国の作家はよくやってるじゃないか」

「だって……」

伸子は、首をすくめた。

「わたしも、じゃ書くの? 献ぐって?」

二人は笑った。素子は、赤いパイプを口の中でころがすようにして目を細め、ポプラの枝の間に白く光っているとなりの洗濯ものを見ていたが、ふと椅子ごと伸子の方へ向きかわるようにし、

「ぶこちゃん!」

改まってよんだ。

「なあに」

「――実はこの間うちから考えていたんだが、ここでひとつ、思いきってロシアへ行って来ようと思うんだがどう思う?」

「――……」

とっさに伸子はへんじが出なかった。ロシアへ行こうと思う――。素子がしきりに拘泥していたロシアへの国賓のこと。素子はロシア語専門であること。今のところ行って帰って来た人は少いし、行こうとしている人もごく少い。民間の婦人としては一人もいなかった。素子が行きたいと思う動機はひととおりわかりはするのであったが……。

「――急なのねえ」

そのことがら全体がよく会得出来ない、ぼんやりした表情で伸子はつぶやいた。

「それゃあなたは専門だから、行くのがいいのはわかるけれど……」