후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふたつのじょぶん
二つの
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 二つの(ふたつのじょぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,903자 · 236화면
ただ筋を立ててものを考えているという意味である。筋の立て方には、精粗巧拙の差はあるが、何等かの意味で筋を立てなくては、考えることすら出来ない。
ところが、人間の精神活動は、その原始的な姿では、こういう意味での論理以前のところに、広い世界がある。いろいろな感覚の集積のうち、何等かの脈絡をもって、意識の上に出て来るもの以外に、単なる集積として残っているものが沢山あるのであろう。そしてわれわれは、そういういわば未生以前の意識に対して、憧憬に近い気持をいつも持っているのではなかろうか。詩というものが、もしそういう意識以前の世界を覗かす機縁となる文字であるならば、話は極めて簡単になる。
蘆花の『自然と人生』の中に、「春の悲哀」という短文がある。
「野を歩み、霞める空を仰ぎ、草の香を聞き、緩かなる流水の歌を聴き、撫づるが如き風に向ふが中に、忽ち堪へ難きなつかしき感の起り来るあり。捉へんとすれば、已に痕なし。
吾霊其の離れて遠く来れる天の故郷を慕ふにあらざるなきを得むや。」
この「捉へんとすれば、已に痕な」き甘美なる悲哀は、散文即ちわれわれの意識に上った文字では捉えられない。