일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたりのセルヴィヤじん

二人のセルヴィヤ人

辰野 隆

辰野 隆의 二人のセルヴィヤ人(ふたりのセルヴィヤじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,804자 · 14화면

아오조라 문고

俺の部屋と似たものだから、掃除しても大して綺麗にもならないが、まあ我慢するさ。斯うした学生町の安下宿にくすぶらなくては本統のパリは解らない。上等なホテルに泊って、凱旋門を拝んで、淫売を買うなんざあお上りさんの定石だぜ。」

斯う云って、Yは面白そうに笑った。私は到着早々一本参ったと思った。

四五日たつと、Yの一言に依って大いに策励された私は、貧寒な下宿の生活にも直ぐ慣れて了った。部屋代が月百八十法。食料が二百五十法。その他洗濯代や下女の心づけを合せても、月五百法未満で済むような下宿は、学生町にもあまり多くはない。五百法は当時は八、九十円であった。部屋の暖まらないスチームや、固い寝台に不服を云えた義理でもなかった。食事の相当に旨い事、宿の主人夫婦の人柄な事、万事に気の置けない事が、寧ろめっけものだった。ひと月、ふた月と住み馴れるに従って、設備の不足などは全く忘れて、うす暗い室の窓から、灰色の冬の空を眺めても、もう滅相な心持にはならなくなった。それには、主人夫婦の好意も与って力があった。

宿の主人は、一昔前までは、相当の事業家であった。欧州戦争の為に、出征、負傷、財産の減少、企業の中絶、凡ての計画が齟齬してからは、已むを得ず、学生町で、下宿業などを始めるようになったが彼は到底商売人ではなかった。