일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にかいから

二階から

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 二階から(にかいから)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,761자 · 30화면

아오조라 문고

九 元園町の春

」

私が笑いながらこういうと、彼女は少しく頬を染めて俯向いていた。彼女はさぞ嬉しかろう。貧乏であろうが、家柄が違おうが、そんなことはどうでもいい。彼女は自分の決めた男のところへ行くことが能るようになった。彼女は私生児の母とならずに済んだ。悲しい過去は夢となった。

私も「だいなし」に嬉しかった。

僅か二週間を私の家に送ったおたけは、こんな思い出を残して去った。

九 元園町の春

Sさん。郡部の方もだんだん開けて来るようですね。御宅の御近所も春は定めてお賑かいことでしょう。そこでお前の住んでいる元園町の春はどうだという御尋ねでしたが、私共の方は昨今却ってあなたたちの方よりも寂しい位で、御正月だからといって別に取立てて申上げるほどのこともないようです。しかし折角ですから少しばかり何か御通信申上げましょう。

この頃は正月になっても、人の心を高い空の果へ引揚げて行くような、長閑な凧のうなりは全然聞かれなくなりました。往来の少い横町へ這入ると、追羽子の春めいた音も少しは聞えますが、その群の多くは玄関の書生さんや台所の女中さんたちで、お嬢さんや娘さんらしい人たちの立交っているのはあまり見かけませんから、門松を背景とした初春の巷に活動する人物としては、その色彩が頗る貧しいようです。