일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ごべんのつばき

五瓣の椿

山本 周五郎

山本 周五郎의 五瓣の椿(ごべんのつばき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,721자 · 296화면

아오조라 문고

得石はどきっとしたように立停った、「そうだ、もう平松町へまわっている暇はない、平松町の帳合は手間がかかる、ちょっと早いがこのままいってしまおう」

おみのが来るまえに一杯やって、このいやな気分を直しておこう、そう思って彼は駕籠をひろった。――日本橋の浮世小路と呼ばれるその町内でも、吉田屋は一風変った料理茶屋であった。表は格子戸、規則だから水手桶は積んであるが、掛け行燈も暖簾もなく、知らない者には茶屋などとは思えない。まったくのしもたや造りであるが、中は広く、総二階の下に五つ、上に六つ座敷があった。

吉田屋へ着いたのが四時ちょっと前、もちろんおみのは来ていず、得石は階下の四帖半で酒を飲み始めた。その日は客が多く、二階にも下にも、幾組か賑やかに談笑する声や、三味線の音なども聞えていた。

「おみのという人から約束がしてある筈だが、座敷は大丈夫だろうな」

「ええわかってます」給仕に坐った中年の女中が云った、「お座敷はちゃんと支度してありますし、いまいるお客さまも、昏れるまえにはたいていお帰りになる筈ですから」

「一つ合をしてくれ」彼は女中に盃を差した、「名前はなんというんだ」