일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きょうらくじん

享楽人

和辻 哲郎

和辻 哲郎의 享楽人(きょうらくじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,551자 · 10화면

아오조라 문고

『地下一尺集』の諸篇はこの多情な、自然及び芸術との「情事」の輝かしい記録である。伊豆の海岸。(そこで彼はゲエテの『イタリア紀行』の向こうを張って、「日本」の海岸を描き出す。)江戸。京、大阪。長崎。(この三地方が江戸時代の日本文化の三つの中心である。元禄の享楽人にとってこの三地方が重大であったように、彼もまた祖国日本をこの三基点の上で鑑賞する。)奈良。(ここで故国が世界的な背景の前に味わわれる。)北京。徐州。洛陽。(ここで彼は東洋人になる。東京の裏街で昔の江戸の匂いを嗅いでうっとりとしていた彼とは思えないほどに、「茫乎として暗澹たる」シナの風物をおもしろがっている。)これらの郷土の風景と住民と芸術との一切が、ここにはあたかも交響楽に取り入れられた数知れぬ音のようにおのおのその所を得、おのおのその微妙な響きを立てているのである。

木下はこれらの物象を描くに当たって、その物象の「美しさ」以外に何ものにも囚われない心を示している。彼は色道修行者のように女の享楽を焦点として国々を見て歩くのではない。また彼は美術史家のように、ただ古美術の遺品をのみ目ざして旅行するのでもない。