후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうとのあさいち
京都の朝市
柳 宗悦
柳 宗悦의 京都の朝市(きょうとのあさいち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,604자 · 12화면
何でも、それ等の朝市に凡て出掛けるとすると、大小合せ、驚く勿れ、一ヶ月のうち二十日余りもあるそうである。中で最も大きいのは月の二十一日にかかる弘法の市、つまり東寺の市で、広い寺の境内が、所せまきまでに物で埋まる。これと双壁をなすのが毎月二十五日の天神の朝市で、つまり北野天神の境内境外にぎっしり立つ大きな市である。
何もかも、けじめなく売る是等の朝市は、私共には大いに魅力があった。尤も私が始めてその市のことを知ったのは、漸く大正の終り頃であるから、もうよい時期は去って了った後だとも云える。大正の始めであったら、更に又明治に遡ったら、品物はどんなに素晴らしかったかと思える。時代が降るにつれて、物の質は落ちてゆく、「この頃は全く何も出んようになりました」と私共はよく商人から聞かされたものである。実際そうであるに違いない。
併しそれでも出掛ければ、何か一物は手に入った。もともとこの朝市には五時から六時頃の間に、手車で品物が運ばれてくるのだが、車が止まるのを待ち受けているのは小道具屋連中で、めぼしいものが先ずぬかれて了う。それに六時頃出かけるのは、そう楽なことではなく、私共が行くのは、早くて七―八時頃になって了う。