후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうとのあさいち
京都の朝市
柳 宗悦
柳 宗悦의 京都の朝市(きょうとのあさいち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,604자 · 12화면
併し径二尺にもおよぶ大捏鉢であるし、持ちにくい形でもあり、重さもかなりあって、持ち帰るのは一苦労であった。おまけに東寺から、私の住んでいた吉田山までは、京都の端から端と云ってもよく、電車に持ちこめば嵩が大きく、さりとてその頃はタクシーは稀で、それに家までの賃金は、この鉢の代より高いのである。随分くたびれて家に戻ったことを今も想い起す。だが牀にそれを置いて眺め入った時、その立派さは私の疲れを忘れさせるのに充分であった。誰もろくに見てやらないこの種の捏鉢は、現存するものいたく少く、二十数年後の今日と雖も、私は僅か四、五枚の例より知らない。そのうちの一枚を私は鹿児島で獲たから、民芸館には今二枚所有していることになる。倉敷民芸館にも一枚絶品がある。
いろいろ調べた結果、この捏鉢は肥前の国庭木の産で、親しくその古窯跡を訪ねてその出所を知ることが出来た。作られたのは徳川中期と考えられる。
ついでであるから述べておきたいが、同じく大捏鉢で、白絵掛の上に、松の大木を雄渾な筆致で描いたのがある。又明らかに同じ系統の窯で水甕や徳利に松絵を描いたものが沢山現れた。この松絵の大捏鉢を私が最初見初めたのは、所もあろうに信州小諸の道具屋であった。