후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
じんせいのきょうかん
人生の共感
宮本 百合子
宮本 百合子의 人生の共感(じんせいのきょうかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,092자 · 10화면
今日、私たちが文学に求めているものは何であろう。求められている文学とは、どういうものだろう。
部分的ないろいろの要求というものは、いつもあったし、これからもずっと自分にもひとにも持たれつづけると思うが、特にきょう私たちが文学に求めている何かは、文学の本質にふれた何かであり、人生に向う心持の底の方にある何かの反映であるように思われる。日々に生きている感情のなかでジリッと何かが求められているのである。それが、あの作品、この作家への箇々の不満という風なものと直接結びつかず、云ってみれば、この人生とめっぱりこな気持のなかで求められている感じなのは面白いところであると思う。
多かれ少なかれ、今日の現実は人々の心に文学への要求としてそういうものを目醒めさせているのだろう。だから、室生犀星氏のような、ああいう意図的に小説の世界を小説の世界としてこしらえつづけて来ている作家が、作家生活の時期時期によって何処で所謂小説の鬼神をつかまえて見せるか、そのこともやまも知りきっているひとが、今日は小説らしい小説を書いていずに、現実にいきなりぶつかって行けというようなことを云っていられたりもするのだろう。